飲食店アンケート
飲食店の接客アンケート|質問例とサービス改善への活かし方
「接客はいかがでしたか?」だけでも全体の印象は聞けますが、改善したい場合は入店案内、注文説明、声のかけやすさ、会計など、接客のどの場面に課題があるのかを分けて考える必要があります。
この記事では、スタッフ個人を順位付けするのではなく、店舗として改善できる接客アンケートの作り方を整理します。
接客アンケートは「何を直せばよいか」が分かる形にする
「接客に満足しましたか?」だけで低い評価が出ても、原因が分かりません。案内が分かりにくかったのか、スタッフへ声をかけにくかったのか、会計に時間がかかったのかで改善方法は変わります。
まず店舗の接客フローを書き出し、アンケートで確認する価値がある場面を選びます。毎回すべて聞くのではなく、総合評価+1〜2項目に絞る方法もあります。
新しい注文方法やセルフレジを導入した直後など、特定の接点だけ詳しく確認したい期間は追加質問を使い、通常時は短い質問へ戻すと日常運用を長くしすぎずに済みます。
接客を来店中の場面に分ける
| 場面 | 確認できること |
|---|---|
| 入店 | 案内、待ち時間説明、席への誘導 |
| 注文 | 注文方法の分かりやすさ、メニュー説明 |
| 食事中 | 追加注文のしやすさ、スタッフへの声のかけやすさ |
| 会計 | 支払い案内、会計の分かりやすさ |
| 退店 | 最後の案内、忘れ物などの確認 |
セルフオーダーや券売機の店では、一般的なフルサービス店とは質問項目が変わります。自店の接客フローに合わせます。
同じ「接客」でも、入店時はよくても会計だけ分かりにくいことがあります。場面を分けると、スタッフ全体の印象だけでなく、改善する導線を特定しやすくなります。
飲食店の接客アンケート質問例
- スタッフの接客はいかがでしたか?
- 入店時の案内は分かりやすかったですか?
- 注文方法は分かりやすかったですか?
- 必要なときにスタッフへ声をかけやすかったですか?
- 会計時の案内は分かりやすかったですか?
- 接客について気になった点があれば教えてください(任意)
選択肢は「とても良かった〜気になる点があった」のように中立的にし、良い回答だけを前提にしません。
「笑顔でしたか」「丁寧でしたか」のように良い状態を前提に聞くより、「案内はいかがでしたか」「分かりにくい点はありましたか」のように体験をそのまま答えやすい文にします。
スタッフ個人のランキングを目的にしない
「誰の接客が悪かったですか?」のように個人名を前面に出すと、アンケートが人事評価のようになりやすくなります。
店舗改善が目的なら、まず「案内」「注文説明」「会計」など行動や仕組みを確認します。個別の重大事象について確認が必要な場合は、アンケートの集計とは別に事実関係を確認します。
良かった接客についても共有すると、改善すべき点だけでなく店舗で維持したい行動を具体化できます。
接客と提供時間を同じ項目にしない
「サービスはいかがでしたか?」という質問だけでは、スタッフ対応と料理の提供速度が混ざることがあります。
接客態度を知りたいなら接客、料理を待った時間を知りたいなら提供時間として分けます。提供が遅い原因が厨房側なのかホール側なのかはアンケートだけでは決められないため、店舗で追加確認します。
低評価が出ても「スタッフの態度」だけを原因にしない
接客の評価が低いと個人の教育へ結び付けたくなりますが、店舗の仕組みが原因になっている場合もあります。例えば注文方法が複雑で説明に時間がかかる、呼び出しボタンが見つけにくい、ピーク時に担当範囲が曖昧、といった状況です。
同じ場面の声が複数続くなら、個人だけでなく案内表示、席配置、注文導線、担当分け、混雑時ルールまで確認します。
改善するときは行動ルールへ落とす
「もっと丁寧に接客する」だけでは人によって解釈が違います。「待ち時間が発生したら最初に目安を伝える」「注文方法をこの順で案内する」など、実際の行動へ変換します。
変更した後は同じ質問を一定期間続け、接客に関する回答やコメントが変わったか確認します。変化がなければ別の原因を考えます。
良い声が増えた場合も、変更だけが原因だと断定せず、客数や時間帯などを確認しながら、維持する行動を決めます。
参考情報
- 食べログ「飲食店におけるアンケート」 — 接客に関する質問項目
- formLab「飲食店アンケートテンプレート」 — スタッフ接客態度などの質問項目
- Zoho Survey「店内飲食に関するアンケート」 — 店内サービス評価の例
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自由記述は「具体的な場面」を見る
接客コメントは感情的な表現になりやすいため、「良かった/悪かった」という印象だけでなく、何が起きたと書かれているかを見ます。
「店員が冷たかった」という声なら、挨拶、説明、返答など具体的な場面が書かれているか確認します。同じ内容が複数回続くなら、その場面の手順や教育を見直す材料になります。
逆に具体的な場面が分からない1件だけで原因を決めつけず、他の回答や現場観察と合わせます。自由記述コメントを整理する方法を見る