飲食店アンケート
飲食店のQRアンケート導入方法|作り方・設置場所・運用のコツ
QRアンケートは、店内に掲示したQRコードをお客様のスマートフォンで読み取り、Web上のフォームから回答してもらう方法です。
ただし、QRコードを作るだけでは運用は完成しません。設置場所、読み取り前の案内、読み取り後の画面、回答確認までを一つの流れとして考えます。
飲食店のQRアンケートとは?
紙のアンケートのように回答用紙やペンを用意せず、お客様自身のスマートフォンからWebフォームへ回答してもらう方法です。回答を最初からデジタルデータとして扱えるため、紙から転記する作業を減らせます。
一方で、お客様には「QRコードを読み取る」という操作が必要です。何のQRなのか分からなければ、そのまま読み取られない可能性があります。
そのためQRアンケートでは、フォームそのものだけでなく、読み取る前・回答中・回答後の3つをまとめて設計します。
QRアンケートを始める基本的な流れ
- 目的を決める:料理、接客、提供時間など、何を知りたいかを決める。
- Webアンケートを作る:Googleフォームやアンケートサービスを使う。
- 回答URLからQRを作る:編集画面ではなく回答者用URLを使う。
- 案内POPを作る:QRの目的と回答条件を分かる範囲で示す。
- 店内に掲示する:テーブルやレジなど自然に目に入る場所へ置く。
- 実機で試す:スマートフォンから読み取り、最後まで送信できるか確認する。
- 回答確認の運用を決める:誰が、いつ見るかを決める。
QRコードを発行したところで終わりにせず、回答後までを一つの仕組みとして考えるのがポイントです。
質問はスマートフォンで答える前提にする
QRアンケートでは、お客様は基本的にスマートフォンから回答します。PCで作成する際にも、スマートフォンで本当に答えやすいかを確認します。
最初から長い自由記述を求めたり、多数の設問を並べたりすると、店内で気軽に答える用途としては負担が大きくなります。
たとえば「全体の印象 → 印象に残った項目 → 任意コメント」のように選択式を中心にできます。画面を何度もスクロールしないと最初の質問へたどり着けない構成も避けたいところです。
PC上でフォームを編集しながら判断せず、公開前に実際のスマートフォンでタップして確認します。
QRコードはどこに置く?
| 場所 | 向いている場面 | 確認したいこと |
|---|---|---|
| テーブル | 食事中・食後に回答してもらいたい | メニューや調味料に隠れないか |
| レジ横 | 会計時に案内したい | 会計を待つ位置から見えるか |
| レシート・カード | 持ち帰って回答できる入口を作りたい | 印刷後も読み取れるか |
| テイクアウト商品と一緒 | 店外利用のお客様にも案内したい | 商品受取後に気づけるか |
「ミセコエ」でも、テーブル・レジ横・テイクアウトを代表的な利用場面として想定しています。
置き場所は一度決めて終わりではありません。実際に回答が少なければ、質問内容だけでなく、そもそもQRが見えているかを見直します。
QRコードだけを置かない
QRコードだけが印刷された紙では、「これは何のQRコードなのか」が分かりません。近くに「今日のお食事について教えてください」「お客様の声をお聞かせください」など目的が分かる文章を表示します。
また、匿名で回答できる、ログイン不要などの条件があるなら、実際の仕様と一致する範囲で読み取り前に示すと安心材料になります。
「3問です」「選択式中心です」のように、実際の内容に合ったボリュームを伝える方法もあります。実測していない回答時間を断定する必要はありません。
「ミセコエ」のQR案内でも「匿名OK」「ログイン不要」をQR付近に表示しています。
QRを読み取った後の画面も重要
店内POPだけ整えても、その先のフォームが使いにくければ回答にはつながりません。公開前に実際のスマートフォンから確認します。
- 文字が小さすぎないか
- 選択肢をタップしやすいか
- 入力必須項目が多すぎないか
- 戻る・次へが分かるか
- 送信完了が分かるか
- ログインや個人情報入力が意図せず必要になっていないか
店内で回答するお客様は、アンケートだけに集中しているとは限りません。食事や会話の途中でも迷わず使える程度に、画面の情報量を抑えることが重要です。
紙アンケートとQRアンケートはどちらがよい?
どちらか一方が常に優れているわけではありません。紙にはスマートフォンを使わなくても回答できる利点があります。一方QRアンケートなら、回答を最初からデジタルデータとして扱えます。
紙では手書きの自由記述を読み取れる一方、集計や保管の手間が発生します。QRでは集計しやすい一方、スマートフォン操作が前提になります。
客層や店舗の運営方法に合わせて選びます。紙を残しながらQRも併設し、どちらが利用されるかを見る方法もあります。
Googleフォームでも作れる?
Googleフォームを使ってアンケートを作り、その回答URLをQRコードにすることもできます。費用をかけず自分で設計したい場合には有力な方法です。
ただし、設問作成、公開設定、回答者アクセス、QRコード、POP、回答結果の確認まで店舗側で行います。設定によってはGoogleログインが必要になるため、店内アンケートでは公開前の確認が重要です。
「回答を集める」と「気づく」は別
実際の店舗では、あとで改善に使えばよい意見と、お客様がまだ店内にいる間に知りたいことがあります。提供時間について現在困っている場合、営業終了後にアンケートを見ても、そのお客様への確認はできません。
「ミセコエ」では、「気になる点があった」と回答したお客様に、まだ店内にいるかを確認し、そのうえで本人が「今、お店に伝えたい」と選んだ場合のみ店舗側への通知につなげています。
QRアンケートは設置後の運用まで考える
店内へ置いたあとも、QRが読み取れる状態か、案内が隠れていないか、回答が届いているかを定期的に確認します。
また、回答結果を誰が見るかを決めます。通常回答を営業後に確認するのか、週に一度まとめて見るのかは店舗ごとに違って構いません。重要なのは「回答は集まっているが誰も見ていない」状態にしないことです。
質問を変更した場合は、以前と同じ項目として比較できるかも確認します。日常的に傾向を見るなら、基本質問は大きく変えず、必要な期間だけ追加質問を入れる方法があります。
公開前に確認するチェックリスト
- QRから正しい回答ページが開く
- 何のアンケートかQRの近くに書いてある
- スマートフォンで最初から最後まで回答できる
- 不要なログインや個人情報入力を求めていない
- 自由記述が必要以上に必須になっていない
- 送信後に完了したことが分かる
- 回答を誰がいつ確認するか決めている
この状態まで確認できれば、QR画像を作っただけではなく、店舗で使えるアンケート運用としてスタートできます。
参考情報
- 食べログ店舗会員向け集客・経営支援ブログ「飲食店のアンケート」 — 紙・オンラインアンケートの特徴
- SmileSurvey「QRコードを活用したアンケート」 — QR配布・設置の考え方
外部情報は記事公開時点で確認した内容です。サービス仕様や各社ポリシーは変更される場合があります。
ミセコエ
アンケートを一から作らず、店内の声の入口を用意できます。
店名を登録してQRを設置すれば、お客様はログインせず回答できます。通常の声はまとめて確認し、「今、お店に伝えたい」と本人が希望した声はLINEで気づける設計です。
LINEから無料ではじめる最初のお客様の回答が届いた日から30日間無料。開始時のカード登録・自動課金はありません。